四国山地の中心に位置する祖谷渓(いやけい)に向けて走るJR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」。2017年に運行が始まって以来、高い人気を保っています。
単に祖谷渓への足であるだけではなく、車内から景色を眺めたり食事を愉しんだりする乗車体験そのものが、この列車ならではの魅力です。
この列車は多客臨時列車として運行されるため、旅行商品に申し込むことなく、きっぷを購入すれば誰でも乗車できます。しかし、この列車に関しては予約が取りにくいだけではなく、必要なきっぷの組み合わせが非常に複雑です。
この列車に乗りたくても自分できっぷを準備するのが難しい、とお悩みの方が多いのではないでしょうか。

実は、JR四国の販売センターに申し込めば、四国内の主要駅発の往復分のきっぷをセットで購入できます。しかし、片道のみ乗車する場合や食事を取らない場合には、自力での個別手配がどうしても必要になってきます。
この記事では、JR四国が運行する観光列車「四国まんなか千年ものがたり」へのアクセスやきっぷの準備方法を一通りご説明します。当記事が、この列車に乗車するためのきっぷを自分で準備するための参考になれば幸いです。
- 事前予約制の食事は強制ではなく、軽食やドリンクを車内で当日注文できること
- 「えきねっと」や「e5489」では予約できず、窓口での対面購入が原則であること
- グリーン車用のフリーきっぷであっても、特急券・グリーン券の別途購入が必要なこと
「四国まんなか千年ものがたり」とは~列車の概要~

「四国まんなか千年ものがたり」は、瀬戸内海にほど近い多度津駅(たどつ:香川県多度津町)から四国山地に入り、四国のまんなかに位置する大歩危駅(おおぼけ:徳島県三好市)に向けて走る観光列車です。
この列車の終着駅である大歩危駅は、日本三大秘境である祖谷渓の入口に位置します。徳島県の西端に位置する祖谷渓は平家落人伝説で知られており、点在する集落はまさに日本の原風景です。そのため、祖谷渓は外国人にも人気があり、多くの外国人観光客が訪れます。
そのような魅力がある祖谷渓へのアクセスに適した列車が、まさに「四国まんなか千年ものがたり」です。列車の車内が快適であることは言うまでもなく、車内でいただく食事やおもてなしがまた格別です。
この列車を含むJR四国の「ものがたり」列車は外国人目線でも人気が高く、「Cool Japan Award 2025」に選出されました。実際に乗車した時にも、多くの台湾人観光客が利用していました。
インバウンドの受け入れで人気がある上、乗車定員も少なく、きっぷや食事の予約方法が複雑です。そのため、自分でこの列車の予約を取るのは容易ではありません。

この列車のきっぷを確実に要領よく取るには、一体どうしたらよいのでしょうか。これから、列車の概要を押さえていきましょう。
「四国まんなか千年ものがたり」の運行に関する詳細

最初に、JR四国が運行する観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の運行区間・運行ダイヤ・発着駅へのアクセス・列車の設備について見ていきましょう。
列車の運行区間・運行日・運行ダイヤ
臨時列車として運行される「四国まんなか千年ものがたり」の運行区間および運行ダイヤは、以下の通りです。
運行区間
多度津駅から金刀比羅宮の最寄りである琴平駅(香川県琴平町)や大歩危駅を経由し、高知駅(高知県高知市)方面を結ぶJR土讃線の一部区間を走ります。

瀬戸内海にほど近い多度津駅から、四国山地の奥深くに位置する大歩危駅までの66.5kmが、この列車の運行区間です。四国山地を横断するために線路の勾配がきつく、景色がいい反面、揺れを感じることが多いです。
運行日
この列車は多客臨時列車として、土休日や祝日を中心に運行されます。旅行商品としての申込が必要な団体臨時列車ではなく、きっぷ(普通乗車券・グリーン券)を購入すれば誰でも乗車できるタイプの列車です。
この列車の年間スケジュールおよび大まかな空席情報については、JR四国ウェブサイトにある観光列車のページで確認できます。乗車したい日に列車が運行されるか、当該ページを参照するか、JR四国販売センターに問い合わせましょう。
運行ダイヤ
列車の運行日には、午前中に下り列車(大歩危駅ゆき:そらの郷紀行)、午後に上り列車(多度津駅ゆき:しあわせの郷紀行)が運行されます。
| 駅名 | 下り | 上り |
| 多度津駅 | 10:19発 | 17:21着 |
| ↓ | ↑ | |
| 琴平駅 | 10:34着 | 16:59発 |
| 10:48発 | 16:31着 | |
| ↓ | ↑ | |
| 大歩危駅 | 12:34着 | 14:19発 |
下り列車と上り列車ともに琴平駅に長時間停車する上、車内サービスが提供されるのが琴平駅・大歩危駅間であるため、多度津駅からの乗車にこだわる必要は通常ありません。
下り列車においては途中坪尻駅(徳島県三好市)のみに停車し、上り列車においては阿波川口駅・阿波池田駅・坪尻駅・讃岐財田駅に停車します(いずれも観光のための停車)。
列車の始発・終着駅へのアクセス
この列車の運行区間である多度津駅および大歩危駅ともに主要都市から離れているため、アクセスが分かりにくいのではないでしょうか。
ここでは、列車の始発駅および終着駅である両駅へのアクセスについてご説明します。

多度津駅
岡山駅方面から向かう場合、特急「しおかぜ」号および特急「南風」号を利用するのが便利です。高松駅からは、特急「いしづち」号や普通列車を利用するとよいでしょう。
松山駅方面からは特急「しおかぜ」号を利用し、高知駅方面からは特急「南風」号を利用します。
なお、東京駅に直結する寝台特急「サンライズ瀬戸」を利用する場合は坂出駅が最寄りで、琴平延長時には東京駅から乗り継ぎなしでアクセス可能です。
大歩危駅
高知市および高知空港から向かう場合、高知駅から特急「南風」号に乗車するのが最も便利で、所要時間は概ね1時間です。
岡山駅方面から向かう場合も、同様に特急「南風」号を利用します。高松駅から直通する特急列車は少ないため、多度津駅で他の特急列車や普通列車に乗り継ぐと便利です。
列車の設備
「四国まんなか千年ものがたり」の運行に充当されている車両は、キハ185系特急型気動車を改造したもので、3両編成です。全車グリーン車で、車両によって季節をイメージした配色が施されています。
1号車(春萌の章)
1号車には、客席のみが配置されています。
テーブルが配置された4人掛けボックスシートが3組(3名以上で利用可)、2人掛けボックスシートが2組、カウンターシートが6席で、定員は22名です。シートモケットの色は、若葉の芽吹きをイメージした緑色です。

1号車には団体枠が設定されており、団体客が入ることが多いようです。乗車1か月前の10時に空席照会した際、多くの座席が団体枠として押さえられていました。時期にもよりますが、個人では取りにくいかもしれません。
2号車(夏清・冬清の章)
2号車には、客席の他に物販カウンターやアテンダントが業務にあたるバックヤードがあります。
2号車のシートレイアウトは独特で、11名掛けの長いベンチソファーが配置されています。3番C席には、車いす用のスペースがあります。バリアフリートイレも2号車にあるので、必要とする場合は2号車を手配するとよいでしょう。

予約可能な人数には特に制限はありませんが、5名以上のグループには特に適しています。一方で、ベンチソファーでの他人との相席が気になる場合は、利用を控えた方がよいかもしれません。
3号車(秋彩の章)
3号車も、1号車と同様に客席のみが配置されています。
テーブルが配置された4人掛けボックスシートが3組(3名以上で購入可)、2人掛けボックスシートが3組、カウンターシートが6席で、定員は24名です。シートモケットの色は、色づく山々をイメージした明るい茶色です。

3号車に関しては団体枠で埋まってしまうことは比較的少ないようで、個人でも十分予約可能ではないかと思われます。
参考にできる情報源
JR四国が制作している公式ページには、運行日や食事内容といった定期的に変わる情報が掲載されているので、あわせて参照することをおススメします。
このページでは、沿線の観光スポットや車内でいただくことができる軽食・ドリンクのメニューを参照できます。

また、JR四国管内の主な駅には、この列車の販売パンフレットが置かれています。持ち帰ると記念にもなるので、ぜひ活用したいです。

列車の概要を押さえたところで、この列車に個人で乗車するための費用を見ていきましょう!
「四国まんなか千年ものがたり」の運賃・料金・食事代金

「四国まんなか千年ものがたり」については旅行商品(募集型企画旅行)に申し込む形ではなく、きっぷを個別に購入します。この列車に乗車し、車内で食事を取るために必要なきっぷの組み合わせは、下図の通りです。
- 乗車区間の普通乗車券
- 多度津駅または琴平駅・大歩危駅間の特急券・グリーン券
- 食事予約券【オプション】

普通乗車券については、この列車の運行区間の多度津駅・大歩危駅間はもちろん、実際の乗車区間に応じた通しの普通乗車券でも大丈夫です。また、条件を満たしたフリーきっぷの利用も可能です。
特急券・グリーン券については、大歩危駅を発着するように「四国まんなか千年ものがたり」用のものを購入します。
食事を取ることは強制ではなく、オプションです。食事は事前予約制で、当日車内では購入できません。ただし、車内では軽食メニューがあり、食事の予約がなくても利用できます。
水やお茶以外の食事やスナックを持ち込めないため、そのつもりで食事を手配するかどうかを決めるとよいでしょう。
「四国まんなか千年ものがたり」に乗車し、翌日までに出発した駅にそのまま戻る場合、往復分のきっぷと食事予約券がセットになった「四国まんなか千年ものがたりきっぷ」を購入すると安心です。
きっぷの値段(運賃・料金)
全区間乗車した場合の[普通乗車券]+[特急券・グリーン券]の値段は、以下の通りです。この列車の料金には時期による変動(シーズナリティ)はなく、通年で同額です。
| 運賃 | 大人1,430円・小児710円 |
| 特急料金 | 大人1,200円・小児600円 |
| グリーン料金 | 大人・小児1,700円 |
| 合計 | 大人4,330円・小児3,010円 |
「四国まんなか千年ものがたり」に乗車できるフリーきっぷ
JR四国では、管内全区間で乗り放題のフリーきっぷが発売されていますが、「ものがたり」列車の利用は制限されています。
- 四国フリーきっぷ
- 四国グリーン紀行
- バースデイきっぷ
- Japan Rail Pass
これらのフリーきっぷはJR四国全線が乗り放題であり、乗車券として機能しますが、「四国まんなか千年ものがたり」用の特急券およびグリーン券を別に購入しなければなりません。グリーン車用のフリーきっぷは以前、座席指定を受ければ乗り放題でしたが、現在は特急・グリーン料金が別にかかります。
食事代金(食事予約券の値段)
「四国まんなか千年ものがたり」の車内で提供される食事は、事前予約制です。往路と復路では食事内容と料金が異なります。
| 列車名 | 食事内容 | 値段 |
| そらの郷紀行 | さぬきこだわり食材の洋風料理 | 6,000円 |
| しあわせの郷紀行 | おとなの遊山箱(和食) | 6,000円 |
お子様メニューや小児料金は特に設定されていません。乗車当日に車内で注文することはできないので、くれぐれも注意してください。
個札ベースの運賃・料金と食事代金の合計金額
これらのきっぷを自分でそれぞれ手配した場合の合計金額は、下表の通りです。
[四国まんなか千年ものがたりの個札]+[食事]
| 列車名 | 運賃・料金+食事総額 |
| そらの郷紀行 | 大人10,330円・小児9,010円 |
| しあわせの郷紀行 | 大人10,330円・小児9,010円 |
食事が提供される多くの観光列車の乗車代金の相場は、2万円から3万円程度です。そのような状況である中、サービス水準がトップクラスであるにもかかわらず、総額が1万円というのは比較的お手頃ではないでしょうか。
セット商品「四国まんなか千年ものがたりきっぷ」の値段
JR四国ツアーの販売センターや店舗では、きっぷや食事予約券がセットになった「四国まんなか千年ものがたりきっぷ」という商品が販売されています。
細かい話ですが、この商品は旅行業法上の募集型企画旅行ではなく、鉄道会社の特別企画乗車券扱いです。そのため、利用人数が1人であっても必ず催行されます。この商品の内容と値段は、下表の通りです。
[四国まんなか千年ものがたり(ゆき)]+[食事]+[かえりのきっぷ(特急自由席)]
| 列車名 | 運賃・料金+食事総額 |
| そらの郷紀行 | 大人12,500円・小児9,890円 |
| しあわせの郷紀行 | 大人12,500円・小児9,890円 |
このきっぷの価格は、個別手配した場合の総額よりも若干高額ですが、煩雑な手配作業に対する対価と考えると納得できるのではないでしょうか。
自分できっぷや食事予約券を個別に手配する必要がないため、食事を取り損なうことがなくて安心です。この列車に乗車し、出発した駅にそのまま帰る場合に適した商品です。

それでは、当記事の核心であるきっぷと食事の手配方法を、順を追ってご説明します!
「四国まんなか千年ものがたり」きっぷと食事の手配の流れ
「四国まんなか千年ものがたり」の乗車に必要なきっぷを個人で手配する場合、以下の流れに沿ってきっぷと食事の手配を行います。

- ステップ1:
きっぷ(普通乗車券および特急券・グリーン券)の手配 - ステップ2:
食事の手配
ステップ1:きっぷ(普通乗車券および特急券・グリーン券)の手配方法

観光列車「四国まんなか千年ものがたり」は、全車グリーン車の指定席です。自由席はないので、必ず事前にきっぷを準備します。
最初にきっぷ(普通乗車券および特急券・グリーン券)を購入し、席番が確定してから食事を手配する流れです。
ここでは、すべてのパーツ(きっぷ)を自分で揃える方法をご説明します。
指定券がとにかく取りにくい
「四国まんなか千年ものがたり」に限らず、JR四国が運行する「ものがたり」列車は人気が高く、指定券がとにかく取りにくいです。
この列車の定員が3両編成でわずか57名である上、団体枠が確保されてしまっていることで、個札の購入が困難になってしまっています。旅行会社が主催する募集型企画旅行向けに一定数の席を出しているため、個札枠が57席から大幅に下回ることがあるようです。
さらに、インバウンド向け団体にも多くの席を団体枠として出しているようで、アテンダントさんによれば定員の70-80%程度団体で埋まってしまう日もあるということでした。時期を問わず予約が取りにくいですが、秋の紅葉シーズンには特に席が取りにくいそうです。
「ものがたり」列車の指定券発売状況は「えきねっと」や「e5489」では確認できません。JR四国の発売状況ページを参照するのが唯一の確認方法ですが、リアルタイム更新ではないため、必ずしも正確ではありません。
きっぷの発売開始時期
発売箇所を問わず、乗車日1か月前の午前10時00分から発売が一斉に開始されます。
この列車については定員自体が少なく、個札として開放されている席数はさらに少ないため、予約が困難です。混雑が予想される場合、できるだけ発売開始時刻から大幅に遅れないよう購入したいところです。
また、この列車はネット予約サービスを通じて席が発売されていないため、事前受付の概念もありません。「ものがたり」列車については、アナログな世界が残っています。
きっぷの発売箇所
「四国まんなか千年ものがたり」の指定券は多くの箇所で発売されていますが、きっぷの他に食事予約券が必要である点が非常に特殊です。そのため、指定券の発売が対人ベースであり、食事予約券の発売など注意を払って発売する必要があります。
このような事情が、指定券の購入をより難しくしています。
ネット予約サービス
「四国まんなか千年ものがたり」を含め、JR四国の「ものがたり」列車については、なんとリアルタイムのネット予約サービスに対応していません。この列車を検索しようとしても、「えきねっと」や「e5489」の検索結果には表示されません。
ネット予約サービスを利用するのが当然という時勢にあって、非常に特殊な状況です。
駅の指定席券売機
自己操作型の一般的な指定席券売機(みどりの券売機・みどりの券売機プラス)であっても、ネット予約と同様に指定券を購入できません。「乗換案内から購入」メニューから検索しても、この列車は表示されません。
ただし、インターホンが付いているタイプの指定席券売機(みどりの券売機プラス:アシストマルスと呼ばれることがあります)にてオペレーターを通せば、「ものがたり」列車の指定席券購入が可能です。
JR駅の有人窓口(みどりの窓口)・JR四国ツアー店舗
「ものがたり」列車の指定券購入においては、全国のJR駅にある対人窓口(みどりの窓口)で、対面で指定券を購入するのが基本です。乗車日1か月前の10時00分に購入可能で、かつ在住地域を問わず指定券を購入できる発売箇所です。
全国的にみどりの窓口が減少しており、対面で指定券を購入しにくくなっている状況とは反しています。このことも、指定券の購入が難しくなっている要因の一つです。

JRみどりの窓口で購入すると、このようなきっぷを手にすることになります。
全国の主な旅行会社
JR券を扱っている全国の旅行会社においても、みどりの窓口と同様に指定券の購入が可能です。旅行会社によっては食事予約券を取り扱っている場合もあり、手配漏れのリスクが減少する点に価値を見出せます。
JR四国販売センター(電話予約・ウェブ予約)
JR四国が「ネット予約」と謳っているのが、この発売箇所です。ユーザーがウェブサイト上で注文を行い、それからJR四国販売センターにて手作業で手配を行い、紙のきっぷをユーザーに郵送するというアナログな販売方法が取られています。
通信手段として電話とウェブ予約があり、電話受付窓口は「JR四国 旅の予約センター」で、ウェブ窓口は「JR四国 ツアーWeb申込センター」です。列車を運行するJR四国が自ら運営しているセンターであるため、「ものがたり」列車の手配に長けていて安心です。
この発売箇所で購入できるのは、基本的にセット商品の「四国まんなか千年ものがたりきっぷ」のみであり、当然ながら列車の指定券もあわせて手配してもらえます。乗車日1か月前よりも先に予約を受け付けてもらえますが、手配は確約ではありません。
指定券を個札ベースでは手配してもらえないため、セット商品を購入しない場合は駅や市中の旅行会社で個札ベースのきっぷを購入することになります。
ウェブ予約のURLは、以下の通りです。
ステップ2:食事の手配方法

「四国まんなか千年ものがたり」の指定券を手にしたら、次に食事予約券の手配に進みます。席番が記載された特急券・グリーン券を手元に用意して、予約を開始しましょう。
食事代金の支払方法によって、手仕舞となる日(手配の受付終了日)が異なるので注意が必要です。例えば、JR四国販売センターの通信販売で手仕舞となってしまっても、ネット(tabiwa by WESTER)ではまだまだ予約が可能です。
状況に応じて発売箇所を使い分けると、賢明です。
食事予約券の購入【駅・旅行会社】
購入時期:
乗車1か月前~4日前まで
JR四国管内のみどりの窓口/全国の主な旅行会社
指定席券売機やみどりの券売機プラスでは購入できず、対面での購入が必須です。取り扱う箇所が少ないので、下記の通信販売やネット手配をおススメします。
食事予約券の購入【JR四国販売センター】
購入時期:
乗車1か月前~10日前まで
電話予約/ウェブ申込で申し込みます。JR四国販売センターとの通信販売の形になり、代金決済後に食事予約券が郵送されます(簡易書留実費についてはユーザーが負担)。
駅や旅行会社、JR四国販売センターのいずれで購入しても、紙の食事予約券を受け取ります。
現状の体制では指定券を自分で手配しなければなりませんが、食事予約券は単独で発売してもらえます。個札ベースで指定券とセットで手配してもらえないのは、正直本末転倒に感じます。
オンライン決済【JR西日本 tabiwa by WESTER】
購入時期:
乗車1か月前~4日前まで
JR西日本が展開する「tabiwa by WESTER」というウェブサイトで手配します。クレジットカードでオンライン決済し、電子チケットを受け取ります。JR四国のみどりの窓口に出向くのが難しい場合、この方法が便利で確実です。

改めて窓口に出向く必要がないので、忙しい場合は一択の方法です。

乗車する時に、アテンダントにデジタルチケットを提示しましょう。
セット商品「四国まんなか千年ものがたりきっぷ」の購入方法

列車のきっぷと食事予約券がセットになった「四国まんなか千年ものがたりきっぷ」を、JR四国が自らユーザー向けに販売しています。そのため、このセット商品については、JR他社や市中の旅行会社では購入できません。
JR四国管内のみどりの窓口、JR四国ツアー店舗・販売センター(通信販売・ウェブ予約)を利用します。
このセット商品の最たる利点は、乗車日1か月以上前からの申込が可能なことです。ただし、予約が取れるか否かは、乗車1か月前になるまで分かりません。必ずしも取れるとは限らないようです。
前述したように、この商品は旅行商品(募集型企画旅行)ではなく、特別企画乗車券です。そのため、参加者が1名であっても旅行が催行されるのがメリットと言えるでしょう。
まとめ

日本の原風景がいまだに残っている徳島県祖谷渓に向けて走るJR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」。外国人にも注目され、とても人気のある列車です。
単に乗車するだけの観光列車とは異なり、上質な車内での体験はもちろん、本格的な食事やおもてなしを満喫できます。人気が高い上、必要なきっぷの種類が他の観光列車よりも多いため、個人で手配するのはなかなか困難です。
この列車は多客観光列車であり、実は指定券(特急券・グリーン券)を手にすれば誰でも乗車できます。ただし、ネット予約サービス「えきねっと」や「e5489」では予約できず、駅のみどりの窓口やJR券を取り扱う旅行会社できっぷや食事予約券を対面で購入しなければなりません。
この列車に片道乗車し、発駅に戻る旅程を予定している場合、JR四国が発売している「四国まんなか千年ものがたりきっぷ」というセット商品を利用すると便利です。
この記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました!
参考資料
● 観光列車「四国まんなか千年ものがたり」(JR四国)2026.3閲覧
● JR四国ツアーウェブサイト(JR四国)2026.3閲覧
当記事の改訂履歴
2026年3月30日:当サイト初稿


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